2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

最近のトラックバック

« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »

2016年7月

飯守さんのブル6。

2016年3月5日(土)

飯守が紡ぐ誠実な響き…音楽への感謝に満ちたブルックナー
第272回 定期演奏会

14:00開演(13:00開場)ザ・シンフォニーホール
13:40~ 指揮:飯守 泰次郎によるプレトーク開催!

主催:関西フィルハーモニー管弦楽団
協賛:大塚製薬株式会社
特別協賛:ダイキン工業株式会社
文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

指揮:飯守 泰次郎
ピアノ:アレクサンドル・タロー

[プログラム]

●モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
~ 飯守泰次郎&関西フィル、ブルックナー交響曲全曲ツィクルス第6回 ~
●ブルックナー:交響曲第6番 イ長調

【以上、関西フィルハーモニー交響楽団ホームページから引用】

恒例となった飯守さんのブルックナーも第6回。
いよいよ後半の大作を控え、中盤の名曲との狭間で知名度が低めの第6番を演奏する。
知名度が低いためか、ブルックナーならではの版の問題もこの曲にはないため、耳に慣れたメロディを堪能出来そうだ。

昼食を近くのお店で頂いたあと、13時の開場とほぼ同時に入場。
もちろん一目散にホワイエへ向かい、まず赤ワインでほろ酔い。
飯守さんのプレトークは、いつもながらの含蓄のある語り口。平易なモーツァルトのピアノコンチェルトと馴染みないブルックナーのシンフォニーの対比も面白い。

一息ついて、まず前半のモーツァルト。
後期8曲の好みは、20番・24番>27番・26番>23番>22番・25番>21番…ようはハ長調という単純な調性の楽曲にあまり魅力を感じない。
そんな曲ではあるが、円熟期を迎えたソリストは流暢にメロディを紡ぎ続ける。
飯守さんの温和な表現とも相まって、平坦な楽曲を穏やかに楽しむことが出来た。

中休みは再びホワイエに向かい、白ワインを傾ける。
平日の定期演奏会で眺める夜景とは異なるが、夕暮れの窓際でワイングラス片手にまどろむのも悪くない。

後半はブルックナーの6番。
タンタタタタ、タンタタタタと続くリズムに乗せて原始霧のトレモロと管楽器の咆哮が繰り返される雄弁な語り口のブルックナー。
淡麗な演奏よりも、やはり骨太で雄弁な方がこの曲の場合は好みだし6番の魅力を引き立てる。
最初に耳にしたのがミヒャエル・ギーレンの切れ味抜群の演奏だったのは幸運な出会いだったと改めて思う。
変に重厚にゆったりとした演奏であれば、今日この演奏を聴きに行こうという意欲すら沸かなかったかも知れない。
6番の知名度の低さも、もしかするとブルックナーファンでさえ同じ思いを抱いている可能性すらある。

終演後は、何度も舞台に現れ、楽員たちを丁寧に労う巨匠らしからぬ気遣いすら見せる。
あと3曲残っているが、可能であれば全て聴きたいところだ。

« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »