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朝比奈先生(2代目)のブルックナー。

「甘き夢に浸って」第72回定期演奏会

【曲目】

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調 ロマンティック(ノヴァーク版第2稿)

指揮 朝比奈 千足
ヴァイオリン 吉本 梨乃

2016年6月11日(土曜)
4:00PM開演(3:30PM開場)
神戸文化ホール・大ホール

【以上、神戸フィルハーモニックWebPageから引用】

一昨年の第68回定期演奏会以来となる神戸フィルハーモニックの演奏会。
曲目に惹かれて前売券を購入してしまう。

2時間ほど早く神戸文化ホールに到着してしまい、しばらく1階のベンチに腰掛け汗を引かせる。
15時前には2階ヘ続く階段に入場待ちの列が出来始めたのを目にして、私もその列に加わる。
右から2列目の中段に加わり、徐々に左へ次々と列が加わってゆく。
15時30分開場の予定だったが、10分早く入場が始まり、中段通路側に席を確保。
開演前恒例のロビーコンサートは5重奏編成。「ゆうがたクインテット」など親しみやすいメロディが心地良く流れ、開演に向けて気分が高まる。

16時に開演ベルが流れたあと、朝比奈先生が登場してプレトーク。
お坊ちゃま育ちのメンデルスゾーンや、田舎の純朴かつ敬虔なクリスチャンだったブルックナーについて、面白く紹介される話術はさすがとしか言いようが無い。
朝比奈先生が一旦幕引きしたあと、オーケストラメンバーが壇上に現れ、続いて今回から正式にコンサートマスターに就任した栄嶋さんが登場して拍手を浴びる。
最後に朝比奈先生と弱冠13歳の若きソリスト・吉本さんが登壇。
会場が鎮まり、トレモロとともに有名なメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトの略称)の導入部が美しく奏でられる。
冒頭から管楽器が音を外してくれるのが気になったが、吉本さんは堂々と歌い上げオケを逆に引き締めているようにさえ思えた。
終演後は何度も朝比奈先生に迎えられ拍手を浴びる吉本さん。今後の成長が楽しみだ。

休憩中、ロビーでホットコーヒーを嗜んでいると、拍手が聞こえる。
演奏を終えて一息ついた吉本さんが中学生の顔に戻り安堵の表情を浮かべている。
市民オケとはいえ1,000人以上の観客の前で演奏するプレッシャーは私もかつての経験から想像出来る。お疲れさまでした。

休憩後、いよいよブルックナー。
11曲の交響曲の中では比較的親しみやすい曲ではあるが、それでも1時間以上を要する大作だ。
こちらもコンマスが激しく弦を揺さぶり統制が取れている弦楽器に比べ、度々見せ場で音を外す管楽器が気になって仕方がない。
ブラスバンドなど優秀な管楽器奏者が少なくないはずの我が国で、なぜプロオケも含めて時折管楽器で残念な思いをしなければならないのか不思議で仕方がない。
ブラスバンドからオーケストラに進む方が少ないのかも知れないが、もったいない話ではある。
一糸乱れぬベルリン・シュターツカペレの見事なアンサンブルを2月に堪能したところなので、余計に我が国の管楽器を案じてしまう。
指揮姿や表現は偉大な父の壮大な演奏を髣髴とさせる朝比奈先生の指揮は見事で、よくぞ市民オケでここまでの演奏を実現させたと感心する。
終演後、数回拍手を浴びたあと、第3楽章のワルツを再演して締めくくったことだ。

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